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執筆者の写真桑原 翼

MotionBuilderチュートリアル No.06!!



こんにちは!!

モーションビルダーチュートリアル第6弾です!!


前回の第5弾では【Control Rig】【FK・IKの切り替え】【Full Body・Body Part】【ピン止め】の使い方について説明させて頂きました。

今回はカメラ周りで役立つ情報をを説明したいので、内容は【camera】・【Camera Settings】・【Aperture Mode】・【Front Plate】の使用方法に関して詳しく説明したいと思います。


Camera:

アニメーションを付けるとなるとカメラの知識は絶対に必要になります。

MATAなど3Dソフトを触っている方なら当たり前のことだと思いますが、すこしビルダーとしての特徴もあるので、ここではビルダーのカメラの特徴をと使用方法を説明したいと思います。


まずアセットブラウザーのElementsからcameraを選択してスケマティック上にドラックアンドロップしてます。

デフォルトだとAim Cameraになっています。



キーボードの【Ctl+E】でカメラビューアーのモードに変更することが出来ます。

(作成したカメラのみ、元からあるpersp,topなどは別です。)


カメラが複数ある場合は左下のビュー上にカメラの名前が表示されます。



シーン内にあるカメラは【Navigator】の中の【Cameras】に内包されています。

【Cameras】の中にある、作成したカメラをダブルクリックしてみてください。

作成したカメラのアトリビュートをここで見ることが出来ます。


TOPカメラやSIDEカメラなどもここで設定を見ることや変更することが出来ます。




Camera Settingsに関して:

Picturre Formatは基本カスタムで使うことが多いのと

レゾリューションでは解像度や画面比率などを変更することが出来ます。


・ Window Size

表示領域を調整して、カメラが使用する Viewer ウィンドウのサイズにできます。


・ Fixed Ratio

表示領域は、ビューアのサイズに合わせて調整されるが、選択した比率(Width Ratio)になります。


・ Fixed Resolution

表示領域を変更すると、カメラは選択したビデオ標準(D1 NTSC、NTSC など)またはカスタム解像度に固定される。


・ Fixed Width Resolution

表示領域の幅を、選択したビデオ標準またはカスタム解像度に固定する。

( 高さの比率は選択できます。)


・ Fixed Height Resolution

表示領域の高さを、選択したビデオ標準またはカスタム解像度に固定する。

( 幅の比率は選択できます。 )


Fixed Width Resolution(解像度設定)にして幅と高さをフルHDで設定してみましょう。

そうすると下記のようになります。

ここで表示ビュアーを見やすくするために外枠に色を塗ってみましょう。



上記の【Use FrameColor】にチェックを入れて隣のRGBカラーを変更すると外枠の色を変更することが出来、認識しやすいようになります。

カメラによって色を変えるなどして分かり易くすると効率がいいので覚えておくと便利です。


・Near Plane

ニア クリッピングは、カメラに最も近い表示限界を変更する事が出来ます。

この平面とカメラの間にあるオブジェクトはカメラの表示領域から外れるので、シーンに表示されません。


・ Far Plane

ファー クリッピングは、カメラから最も遠い表示限界を変更する事が出来ます。

この平面を超えて移動するオブジェクトはカメラの表示範囲から外れるため、シーンに表示されません。

Far Plane フィールドを使用して、カメラからファー クリッピング平面までの距離をピクセルで設定します


・ Field of View

Field of View 設定を使うとカメラを始点とする表示領域の角度を変更できます。


・Roll

ここでカメラのロールにアニメーションを打つことが出来ます。


・ Interest(インタレスト)

aimカメラを動かしているNullがこれになります。





・Up Vector(アップベクター)

これは任意でNullなどを挿入する事でアップベクターでロールを制御することが出来ます。

アップベクターと普通のロールで特徴はありますが、

アップベクターを使用するとカメラがインタレストの真上に来るとジンバルを起こしてしまいます。

そこでアップベクターでジンバルを回避する方法を説明します。



まずNullを作成して名前を(Up Vrrctor)にしてカメラの設定にAltを押しながらドラックアンドロップしていれます。



こうするとアップベクターの位置を基準とするのでジンバルを回避することが出来ます。


・Background Color

ここの設定では、カメラから見た背景色を変更することが出来ます。

空など簡易的に色を変更したい場合などはこちらを使用するといいと思います。



MAYAで使用しているFocal LengthはAdvanced Settingsの中にあるので、下記で説明します。





Aperture Mode(絞りの設定):

カメラのアトリビュート内のAdvanced Settingsでカメラの絞り設定として下記を選択する事が出来ます。


・ Horizontal および Vertical フィールド

水平、垂直の両方向の設定のアングル値を設定 してくれます。


・Horizontal

フィルム設定を水平方向のアングルに設定してくれます。


・ Vertical

フィルム設定を使用して垂直方向のアングルに設定してくれます。


・ Focal Length

この設定は、Focal Length、Optical Center X、Optical Center Y をアクティブにします。


Front Plate:

シーンを構築していると構図やコンテなどをカメラに張り付けて確認したい時が出てきます。そこでカメラに画像や動画を張ることが出来ます。

その方法として、【Front Plate】を使用します。


Navigator内のVideosを右クリックして【Insert Videos】を選択して選択画面が出てくるので、読み込みたい画像を読み込みます。



再度、画像を張りたいカメラのアトリビュートに戻りFront Plateのタブに移動して、下の方にある【...】から読み込んだ画像を選んでチェックを入れます。



そうするとカメラに画像が読み込まれると思います。

その画像の透明度を【Opacity】で操作できるのでここで任意の透明度に調整できます。




 

まとめ:

今回はカメラの使用方法に関して説明させて頂きました、カメラは実際に触ってみないと分からないと思いますが、CGソフトによってそれぞれ設定や使い方が独特なのですが色々と使ってみて慣れてみてください。


カメラについてはまだ奥が深いので実際に一眼レフなどでカメラの知識をつけるなどするのが、私としてはお勧めです。


次回はまたカメラ関連の続きとして、【Camera Switcher】・【HUD】に関して紹介させて頂きます!!

 

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